講師活動を通して…
【未来の料理人】に伝えたいこと
2024 11/22 の講師実習の記事になり「自身の経験談」と「実技」の内容になります。
自身の経験を4つに分け説明していきます。
下記の目次1.2.3.4.とご覧ください。
後半の記事は当日の実技内容とレシピを記載してあります。
浜松調理菓子専門学校での授業内容
自身の目標設定と『生きがい』について
僕の現在、レストラン開業を直近の目標に活動しています。
僕自身の目標設定の仕方。
まず、自身の目標に対してのアプローチのする。
1年に必ず、目標を立てます。(僕も年始にInstagramにて発信しています)
ポイントは2つあります。
- その年に形にできそうなギリギリのラインの目標にする事。
- (1年、5年と短期と長期で定めておくと目標や夢に近づきやすいと感じます)
- 誰かに対し、目標を伝える、家族、恋人、心友、SNSでもいいです。
- (自身に縛りを創ることで行動させる)
僕が夢や目標を持つキッカケは?
s1nya.22僕自身、25歳の時、父が亡くなった時がキッカケで
父との最後の約束が『僕、お店を創るよ!』という、そんな出来事からいろいろと物事を真剣に考えるようになり、行動するようになりました。
※目標や夢を叶えるために、人に公言しますし、目標を明確に示す!ことが大切と感じます。
※ポイント
- ちょっと、矛盾にはなりますが…
無理に目標や夢を持つのではなく、人生にはキッカケや、何か自分に与えてくれる人が必ず現れ、自然と目標はできたり、自分を見つめ直す時期が必ずきます!
(とことん自分と向き合ってください。) - チャンスやキッカケに気づく準備をする事
- 回り道しても全ての経験や出逢いは点と点で結び、その経験こそが自分自身の魅力になります。


今まで何を学び、スキルを上げるためにしてきた事、活かしてきた事
まずは、何をしてきたのか?
スキルを上げるというよりは、料理人は経験してきた事が全てです。
その結果としてそれらが自信に繋がると感じます。
自身の経験上、ホテル、婚礼式場、レストラン、業態別にそれぞれに良さもありますし、身につくスキルが違います。
僕も20代前半は休みやお金(給料)のこと、周りの友達と比較してしまい、すごく気にしていた時期もありました。
ホテル時代の1番最初の恩師には、若い時は色々大変だけど…
「目先のお金よりも腕に貯金しなさい!」と言われた事があります。
僕の飲食業態のスキルアップ等のイメージはこんな感じです。
どの業態も誰かを笑顔にしたり、幸せを与える仕事には変わりません。
職場、環境別のスキル取得の違い
| 技術、スキル | 給料、休み | 身につくスキル(例) | |
| ホテル | △ | ○ | 仕込みの速さ |
| 結婚式場 | △ | ○ | 時間の段取り |
| レストラン | ◎ | △ | 調理スキル、接客コニュニケーションなど |
| チェーン展開の店舗 | △ | ◎ | 会社としての組織によるマニュアルの仕組みなど |
このように、いろいろと経験した中で、僕が1番好きなのはレストランでオープンキッチンスタイルでした。
レストランは生き物に近いイメージで、日々勝手が違います。
お客さん情報や料理メニュー、お客さんに対してのアプローチも十人十色なので日々違い、違うから毎日が刺激的なところが好きです。
労働時間や給料面もよりも…
レストランという場所、その厨房の中やお客さんとの距離感が自身の中でアツい場所と感じます。
挑戦の価値を伝える / 大会出場体験
挑戦がもたらす学び
次に、挑戦という視点から…
後輩が僕を推薦してくれたのがキッカケです。
REDU-35の料理コンクール 2022年の初参加では117位 / 478人中



結果として、上位50名まで残れなく、悔しい気持ちもありましたが…
でも現実を受け入れ、自身の現在の実力を客観視し、受け入れ成長できる幅が沢山あると考えたら、ワクワクしませんか?
物事すべてに通じますが…
チャレンジして、悔しくても、失敗しても立ち上がることが大きな学びだと感じます。
Bronze Egg 獲得で広がったチャンス
2023年はBronze Egg 獲得。
このように、大会を通しSNS上でも色々な繋がりが生まれました。
結果的に職場に来店するお客様も大会で自分のことを知ってくれた方々もいて、そこから新たなご縁が生まれたり、繋がりができる事が大きな財産だと思います。
大会の運営側からもさまざまな情報や生産者さん、企業案件など色々とあります。
この先の可能性が広がりっていくことも魅力の1つと感じます。
僕から伝えたい事は2つ
- 挑戦した人にしかその価値は見出せない事。
- 若い時に沢山挑戦し、沢山失敗して人生の経験に活かしてほしい事。
『生きがい』って?(自身の経験から)
僕の中で料理人って?
このように、様々な経験から料理人という仕事は料理だけを作る仕事ではなく、表現者として捉えています。



その中で料理人とは…
料理人の料理とは、その人の生き方そのものであるという事。
あなたの中で….
良い料理人、尊敬できる料理人ってなんだろう?
僕自身がこんな料理人がいいなぁ〜、こういう表現者になりたいなぁ〜と想うのは…
- 料理は自身の引き出しの1つ。料理やレストランという媒体を通し、そのバックグランドを伝えることができる人。
- 生産者さんや作家さん、その他にも社会問題や自然問題に取り組む方々、沢山の意見や考えを持つ方が沢山いらっしゃいます。
その表現したい事、声を拾い、自身がお客さんに伝え、食を通して感じてもらうこと。 - 地域や活動団体と協力して自身の料理を通し、社会にアップサイクルや循環サイクルを生み出すことで社会貢献に繋がる事を表現すること。
現在、自身が目標とするレストランコンセプトの1つです。
- 生産者さんや作家さん、その他にも社会問題や自然問題に取り組む方々、沢山の意見や考えを持つ方が沢山いらっしゃいます。
- 人に笑顔や幸せを与えられる。
- いろいろな仕事がある中で、手作業で暖かみある物、作品を与える仕事である事、人の幸せに対し、夢中になれる仕事と感じるから。
IKIGAI(生きがい)って?


あなたにとって IKIGAI(生きがい)って?
何にフォーカスした人生にしたい?
あなたの夢中になれる事の中心へ…
考えて、行動しよう!
「仕事」から「私事」へ…
楽しくて、沢山笑って、失敗して沢山泣いて、夢中になれることが「幸せ」なんだと…
調理実技:レシピ共有


レシピ (Recette)
Poulet au vinaigre (約4人前)
Poulet = 鶏 Vinaigre = 酢(aigre = 酸っぱい)
リヨンの郷土料理になります。
※今回は季節的に秋っぽく、りんごを使用しています。
| 材料 | 数量 | |
| 鶏もも | 2枚 | |
| 玉ねぎ | 1/ 2 ケ | |
| りんご | 1/ 2 ケ | |
| ヴィネガー | 約100cc | |
| ブイヨン | 約100cc | 野菜のブイヨン、鶏のブイヨンどちらでも可 |
| バター | 20 – 30g | |
| 生クリーム | 約100cc | |
| イタリアンパセリ | 適量 | アッシェ、ちぎる、どちらでも可 |
| 〈 付け合わせ用 〉 | ||
| ジャガイモ | 3ヶ | エクラゼ 仕立て |
| インゲン | 5本 | |
| S . P | 塩、胡椒 |
作り方(8.ステップ)
- ソースのベース作り 玉ねぎ、りんご、約2 – 3mmカット(形状はお好みでも可)
- 鍋でシュエしながらゆっくり炒めていく、しんなりしてきたらヴィネガーを入れ煮詰めていく(A)
※塩をひとつまみ(約2-3g)加える 理由はこちらへ - 鶏肉にS.Pで下味 → フライパン皮目を焼き上げる
- (A)の鍋へ鶏肉を入れ、蓋をする
(約7分ぐらい火入れ、理想は7-8割の火入れにとどめる) - 一度、鍋から鶏肉を取り上げ、ソースのベースを煮詰める
- 生クリームを入れ、温まったらバターモンテし、S.Pで味を整える
- 鶏肉を鍋に戻し、ソースと絡める
(インゲンもここで入れ火を入れ、鶏肉の残りの2-3割の火入れをここで完了する) - 盛り付け(イタリアンパセリを散らす)
付け合わせ
- ジャガイモ1/4カットし、鍋に水、塩を入れ茹でる
(ニンニク、タイムも一緒に入れて茹ででもおいしくできます) - 茹で上がったら、ボールに移し、潰す
- 潰れたら、塩、胡椒、ヴィネガーを少々振り、下味をつける
- 少し冷め、味が馴染んできたら整える
- 盛り付け



今回は、自身がよく賄いで作っていた料理になります。
鶏や野菜などの旨みを凝縮しながら作っていくのがポイントになります。
果物を取り入れながら、季節感や味わいの軽やかさやほんのりした香りを加えながら、冬にはみかんや柚子の皮など色々試してみて下さい。
どの料理もそうですが…
仕上がりの味わいなど作りながらイメージしていく事がポイントです。
Potage de navet(約4人前)
シンプルな材料で、今回はカブのスープになります。
※野菜のおいしさを引き出す、作り方がポイント。
(カブの皮ごと調理していく事が、素材の旨み、香りのポイントです)
※ アレルギー等ある場合は、野菜出汁や和テイストでしたら和出汁でも可能。
| 材料 | 数量 | |
| カブ | 4 – 6 ケ | 少し大きめの方がおいしく仕上がります |
| ピュアオリーブ | 適量 | |
| 牛乳 | 100 – 200cc | |
| ブイヨン | 約100cc | チキンブイヨン (味にコクが出る) 野菜のブイヨン (あっさりした味わいが特徴) |
作り方 (7.ステップ)
- カブは1/4カット
- 鍋にピュアオリーブを敷きカブ入れ、ひとつまみの塩、優しく蒸し焼きにしていく
(ブレゼとシュエが同時に行われているような音や火加減) - 時々、混ぜながら、カブの水分を出しながら火入れしていく下記のカブの状態ほっくりしてきた状態が潰せる合図です
- 柔らかくなったら、カブを潰しながら、水分=旨み を煮詰めていく
- 水分がなくなり、煮詰まったところに牛乳、ブイヨンを注ぎ一度、ふつふつと沸かす
- ミキサーで回し、パッセする(パッセは荒越しで!)
※ 皮ごと調理しているため、繊維質が細かい網だと通りません、ミキサーでよく回すこと - 盛り付け









ここでのポイントは五感を意識しながら、調理の音や食材の状態、いい雰囲気など、「おいしさ」は色々な過程を経て創られていく事を意識してみて下さい。


スープ類の名前の由来、派生による違い


マオネコ さん / 料理人ブロガー のご紹介



今回、マオネコさんにブログの記事が凄く魅力的だったのでご紹介させて下さい!とDMしたところ…
「未来の料理人さんたちにお役に立てるなら、ぜひ!」
と有難いお返事を頂いたのでこちらの記事を添付させて頂きます。
本当にありがとうございます😊
まとめ
母校「浜松調理菓子専門学校」にて調理実習の講師をさせて頂きました。
僕自身、生徒さんに教えるのは職場で教えるやり方とは違い、僕の方が色々学ばせて頂いた貴重なお時間でした。
次回にもこういう機会がまた訪れるように反省点を見つめ直し、生徒さんからもファンが生まれるように精進致します。
最後に、学校の先生方、この活動をキッカケに繋がりが生まれた先輩方、授業に受けてくださった生徒さんの皆さん、本当にありがとうございました。
もし、質問や相談事等ありましたら…
ブログのコメントでもインスタ等のDMでもお気軽にご連絡して下さい。
長文で失礼いたしました。
最後までご観覧 Merci ございました。


専門学校情報と関連記事



料理人を目指す皆さんへ、何かキッカケが与えられたと想います。














コメント