【妊婦さん】の栄養ケア – 分かりやすく解説
妊娠初期から産後にかけて、子どもの発育や自分自身の健康状態が気になる方は多いのではないでしょうか?
妊婦さんの「葉酸」不足はさまざまな健康リスクを引き起こす原因となります。
現代では生活リズムの乱れや食の簡略化が進んでおり、こうした背景も健康被害に繋がりやすくなっています。
s1nya.22自身も家庭を持ち、食育や健康な身体づくり、日々の食事や妊婦さんについてなど経験してきたことなど今回、記事にしてみました。
・まずは知る事
・次に葉酸や摂取する上での注意点
・最後に自身が一人の親として、料理人として伝えたい事
※ぜひ、妊婦さんや家庭を持つ、パパさん、ママさんの方々には知って頂きたいです。
葉酸の基本知識
葉酸とは?
葉酸の発見のキッカケは「妊婦の貧血」を治療する因子の探索から発見した成分になります。
葉酸という名は、葉のラテン語 Folium に基づき、英語名 Folic acid と名付けられたことが由来になり、葉酸はその名の通り、ほうれん草などの緑色野菜の「葉」に豊富に含まれている栄養素、ビタミンB群の水溶性のビタミンになります。
働き
葉酸の働きはタンパク質の合成開始、一部のアミノ酸代謝などに関わっており、多岐にわたります。
全身のすべての細胞に存在している核酸の生合成にも、葉酸が必要です。
核酸とは、DNA(デオキシリボ核酸)やRNA(リボ核酸)の総称で、主に遺伝子情報を伝え、タンパク合成に関わる働きを担っています。
そのため、葉酸が不足すると核酸の合成に支障が生じてしまい、全身のすべての種類の細胞(約270種類)の分裂や分化(特異的な働きをするための変化)に影響が現れます。
もう一つ重要なことは、それらの葉酸の働きは同じビタミンB群と協働して発揮されるという点です。その働きを十分に生かすために、葉酸とともに他のビタミンB群の摂取量にも気を付けるようにしましょう。
簡潔にいうと葉酸+ビタミンB群が必要
理由は下記に記載してあります。
↓
ビタミンB群と葉酸の協働での効果


葉酸+ビタミンB群=細胞の分裂、分化が発揮される
(※2つの成分が必要不可欠)
母子への効果
- 葉酸はビタミンB₆とタッグを組み、セリンやグリシンなどのアミノ酸同士を組み替え、そのドーパミンやセロトニンなどの神経伝達物質がスムーズに作られ、胎児の脳・神経発育を促す。
- 母体の疲れやすさを軽減し、安定した栄養供給環境を維持することで、ママと赤ちゃんに必要なエネルギーをしっかりキープ。
- 葉酸+B₂(リボフラビン)+B₁₂のトリオで、赤血球づくり
妊婦さん・授乳婦さんが『葉酸』不足するとどうなる?
胎児への影響
葉酸が不足・欠乏した場合の大きな問題として、妊娠中の場合に、胎児(お腹の赤ちゃん)への影響が挙げられます。
お腹の中の赤ちゃんは細胞の分裂・複製や分化が急速に進行しています。
先に述べた通り、葉酸の重要な働きの一つは、細胞の分裂・複製や分化に関わっていることです。
そのため、赤ちゃんができた時点から、お母さんの葉酸依存性の酵素反応系が非常に活発化しています。
※成長に必要な栄養供給が(葉酸+ビタミンB群)が一緒でなければ供給されづらいということ。
葉酸補酵素代謝系がスムーズに動かないと、赤ちゃんの神経管閉鎖障害のリスクが上昇してしまいます。


結果的に…
葉酸補酵素代謝系がスムーズに動かないと、赤ちゃんの神経管閉鎖障害のリスクが上昇してしまいます。
神経管閉鎖障害、妊娠初期
- 神経管閉鎖障害とは赤ちゃんの先天性異常の一つ
-
妊娠が成立した妊娠初期の細胞増殖が盛んな時期に、脳や脊髄などが作られる過程で多く作られるのが神経管です。この時期に神経管がうまく作られないことで起こります。
- 神経管は通常、妊娠6週あたりで閉鎖が完了します。ですが…
-
先天的に異常がある場合には、葉酸の需要が高まり要求量が異常に高くなります。要求量を満たすことができない場合には、神経管が閉鎖しないことがあり、その場合には二分脊椎のリスクが高くなります。二分脊椎とは、脊椎(背骨)の形の異常の一種で、脊椎の中にあるべき神経が骨の外に出てしまった状態のことです。
胎児の二分脊椎では死産になったり、生まれてきた赤ちゃんの歩行や排尿に障害が生じてしまうことがあります。
- 他のリスクも…
-
また神経管閉鎖障害では二分脊椎の他にも、無脳症(脳の全部または一部に欠損が見られる病気)などのリスクも生じます。
赤ちゃんに何かしらの異常が発生してしまうリスクを下げるためにも…
「妊婦の貧血」はビタミンB12では治癒しません。→(葉酸+ビタミンB群)
妊娠中期、後期~授乳中期間
- 妊娠中期・後期~授乳中にも葉酸が不足・欠乏しやすい
-
葉酸が関わる反応系が非常に活発化し、要求量が増すのは、妊娠初期だけではありません。
妊娠の成立から胎盤の形成、それに続く妊娠中の全期間を通じて、赤ちゃんの発育のために葉酸補酵素が必要です。
- 妊娠中に葉酸の補酵素代謝系がスムーズに働かない場合は?
-
ホモシステインという酸化力の強いアミノ酸の蓄積を招き、それによって妊娠高血圧腎症や常位胎盤早期剥離、死産、早産などのリスクを高める可能性が指摘されています。
また、出産後の授乳中にも、赤ちゃんに葉酸を届けるために、授乳婦は需要の高い状態が続きます。
葉酸が多く含まれる食品リスト


厚生労働省が推奨する葉酸摂取量
- 妊活中〜妊娠初期:400μg(サプリメント含む)
- 通常の成人女性:240μg(食品から)
緑色野菜類
| 食品名 | 加工状態 | 葉酸(μg) |
| ほうれん草 | 生 | 210 |
| ブロッコリー | 生 | 220 |
| えだ豆 | 生 | 320 |
| アスパラガス | 生 | 190 |
レバー類
- レバーにも葉酸が豊富に含まれています、ともに摂取することで貧血予防などに働く、ビタミンB12も豊富です。
| 食品名 | 加工状態 | 葉酸(μg) |
| 鶏レバー | 生 | 1,300 |
| 牛レバー | 生 | 1,000 |
| 豚レバー | 生 | 810 |
その他、葉酸含有量の多い食品、飲み物
- 卵や乳製品、きなこ、納豆なども比較的、葉酸含有量が多い食品として挙げられます。
- 緑茶も葉酸を多く含んでいます。
- 下記の玉露は1杯で推定平均必要量の1割以上の葉酸を摂取できます。
| 食品名 | 加工状態 | 葉酸(μg) |
| 鶏卵、卵黄 | 生 | 150 |
| うずら、全卵 | 生 | 91 |
| きな粉、全粒大豆、黄大豆 | ー | 220 |
| 糸引き納豆 | ー | 120 |
| 玉露、浸出液 | ー | 150 |
葉酸を効率よく摂るポイント
他の微量栄養素と一緒に摂る
- 葉酸+αの微量要素との吸収、代謝の関係
-
葉酸の吸収や代謝には、ビタミンCやビタミンB2・B6・B12、ナイアシン(ビタミンB3)、亜鉛といった微量栄養素が深く関係しています。
そのため、葉酸の摂取量だけを気にかけるのではなく、それらの栄養素も同時に摂取することを心がけると、葉酸が体の中でより働きやすくなります。
理由は…
↓



葉酸が豊富な食材と五味五色のようなバランスが大切と感じます。
サプリメントを活用する…??
ネットのサイトなどでは、サプリメントの活用を推薦しています。日々、忙しく、食事を作る時間や生活のリズムがあると思いますのでバランスと取りながら活用することがいいと思います。
ですが…
食品からの摂取 vs. サプリメント活用



僕自身の考えはできるだけ土から育った作物を摂取することを強く勧めます。
具体的な理由はこちら
↓
これらが、土から育つ作物のメリットになります。
このようにアレルギー問題や遺伝、人工的なサプリメントよりも子供のこと、その先の未来の子供達へ健康な身体に必要な遺伝子を日々の生活から考える事が重要と捉えています。
自然派パパ目線のこだわり
循環農法 × マイクロハーブで “土” から栄養を考える
葉酸は100g中、73μgと豊富に含まれています。(赤ラディッシュ、アブラナ科)



静岡県浜松市都田町の Mz Farm (友人の良介君)のマイクロハーブのご紹介です。
健全な土づくりやアレルギー問題や栄養価への考え方、循環的な思考や自然と調和、共存などの思考がとても素敵な友人です。


循環農法で農園では野菜やハーブ類を栽培し、マイクロハーブの育成場所は古民家をリノベーションした屋敷内で行なっています。
その理由は…



現在も地球の温暖化の影響や自然災害から、葉が焼けてしまうような太陽光からの影響を受けにくく、常に収穫サイクルや他の場所でも育てられるのが特徴の一つ。
他にも、誰でもマイクロハーブが育てられることや、農業を始めるキッカケや興味を持ってもらうこと。
普通の野菜よりも栄養価も高く、味わいも優しく、香りも食べやすいのが特徴で好き嫌いや苦手克服にも一役かっています。


食育活動





食育活動にも取り組んでいて、子供達と一緒にハーブポットへ種まきしている様子の写真を頂きました。


便利な通販 & 直販情報
※週末は浜松、都田の栽培場所で直接購入もできますし、浜松市内のスーパー(ビオあつみ)などでも購入できます。
↓Map
※詳しい情報はHP、又は、Instagramまで


まとめ
まとめとして、以下が僕がお伝えしたかったことです。
健康やアレルギー問題は毎日の食事の積み重ねということ。
近年ではさまざまなことが簡易的になったことでサプリメントや既製品などが多くなり、原点回帰な考えや行動が少なくなってしまうこと
母子ともに健康であることで、子供の健康な身体は「未来」そのものということ。
僕も、奥さんが妊婦さんの時がキッカケや健康的な考えや興味が変わりました。
食べ物を扱う「食」の仕事、妊婦さんの必須栄養素、母子への健康、自身の経験から記事をまとめました。
日頃の「食」の選択から日々の健康を…
拝見された、妊婦さんやこれから子供を授かるパパ、ママ、皆が母子共に健康であること、家族が笑顔であることを願っています。
最後まで、ご閲覧 Merci ございました。












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