水とサステナブルな食の未来

水と循環
AI・経済から見えてくる、サステナブルな「食」の未来

ここ最近、株式市場を眺めていると、不思議な感覚になることがあります。

AI、半導体、レアアース、金、インド市場。

世界は今、”デジタル革命”とともにAIの市場や現実社会にも大きく影響を及ぼしている。

けれど、深く掘っていくと、そこには必ず、

  • 水
  • 電力
  • 海洋資源
  • エネルギー
  • 食料

といった、とても”物理的”な問題が存在していた。

半導体工場には超純水が必要で、AIデータセンターには膨大な冷却設備が必要になる未来、日本ではレアアースは海洋資源と結びつき、世界は再び「資源」を求め新たなマーケットの市場確立を目論む動きが世界で感じる。

そんな流れを見ているうちに、気づけば僕自身の視点は、株式市場から「水」へ辿り着いていた。

…そして不思議なことに、その感覚は料理の世界ともどこか繋がっている結果になりました。

一見、違う視点からも物事は結びつき、繋がっている。

目次

世界は「浪費型社会」から「サステナブルな循環型社会」へ

これまでの世界は、大量生産・大量消費を前提として発展してきた。

安く作り、大量に運び、大量に消費する=まさに今の社会問題の課題が浮き彫りになった現状。

しかし現在、

  • 気候変動
  • 水不足
  • 海洋資源減少
  • エネルギー問題
  • 食料安全保障

など、様々な課題が同時に表面化している。

さらにAI時代は、一見”デジタル”に見えながら、実際には大量の資源を必要としている。

  • 超純水
  • 電力
  • 半導体
  • 冷却設備
  • 海洋輸送

つまり今後の世界は、

「どれだけ作るか」ではなく、「どれだけ循環できるか」

が重要になるとも考えられる。

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料理の世界でも世界的視点から多様化、プラントベースや食材循環やサステナブルな視点に注目が集まり、そこのストーリー性や体験に価値が宿る、世の中動きがあります。

水産業の変化に見る、サステナブルな「水」の設計思想

最近特に面白いと感じるのが、水産業の変化です。

かつて漁業は、

  • 漁獲量
  • 船
  • 人手

が中心だった働き方。

しかし現在は、

  • 陸上養殖
  • AI水質管理
  • IoTセンサー
  • 閉鎖循環式養殖
  • 水再利用

など、“水そのものを制御する産業”へ変化し始めている。

最近では、日本国内でも閉鎖循環式養殖や水循環システムを活用した企業が増え始めていることや、日本のような島国にはこの在り方がすごくマッチしている。

例えば、陸上養殖を行う「ARK INC.」のような企業は、

  • 水の再利用
  • 閉鎖循環
  • 小型・分散型閉鎖循環環式陸上養殖システム

などを取り入れながら、”どこでもだれでも陸上養殖ができる仕組みをつくる=小さな海、水そのものを設計する”

アプローチを行っている。

これは単なる養殖技術ではなく、

「限られた資源をどう循環させるか」

世界規模でのCOVID-19の感染拡大や欧州での ウクライナ戦争による生産や供給の不安定化と 原油価格を始めとしたエネルギー価格の高騰により グローバル物流網機が断絶・停滞。

自立分散型(自国で資源を賄う仕組み創り)

という、これからの社会全体とも繋がる思想なとも感じます。

そして、その感覚は、料理の世界や様々な産業の視点からも感じると思います。

料理人が扱う”小さな生態系”|サステナブルな食の現場から

料理人というと、

  • 味付け
  • 技術
  • 火入れ

などのイメージが強い。

けれど実際の現場では、もっと多くの”見えない要素”を扱っている。

  • 水
  • 微生物
  • 湿度
  • 土地
  • 季節
  • 発酵
  • 人の身体

同じレシピでも、水が変われば味は変わる。

発酵は微生物との対話であり、野菜は土地によって香りを変える。

つまり料理とは、単に味を作るだけではなく、

「自然環境を翻訳する仕事」

なのかもしれない。

だからこそ、株式市場から見え始めた“循環”の感覚、地球との生態系などの視点を料理の世界に重ねることで全ては調和や共存、自然の中で発生していることと感じる。

世界から見る「水」とサステナブルな食の関係

深く、知りたい方はこちらのリンクから

日本の技術と文化が持つ、サステナブルな可能性

日本は決して資源国家ではない。

けれど、

  • 水処理
  • 発酵
  • 精密加工
  • 小型高効率
  • リサイクル
  • 循環設計
  • 日本独自の文化的視点

など、限られた資源を循環させる技術に長けている。

それは料理文化にも強く表れている。

出汁文化や発酵文化、厳しい季節を超える知恵や「もったいない」という=日本独特の言葉や価値観。

これらは単なる古い文化ではなく、昔からの日本人らしさや心の美しさ…

そして、これからの循環型社会=サステナブルな視点において、すでに海外からはこの日本らしさや価値観に価値が生まれていること、当たり前の在り方を再度、見つめ直し”価値”の再認識が生まれると感じます。

日本の進んだ水処理技術とその可能性(ジャパン フォー サステナビリティーより引用)

まとめ

AIや経済を見つめていたはずなのに、気づけば最後は、水や土、料理の話に戻ってきた。

けれど本当は、最初から全部、同じ循環の中にあったのかもしれない…

料理もまた、その循環を次へ手渡していく、小さな営みであり、在り方だと感じます。

今、時代は分岐点だと様々な視点から感じますし、この感覚をチャンスに変え、僕自身含め、行動できるようになればと感じます。

最後まで、ご閲覧 Merci ございました。

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この記事を書いた人

自然 / 調和 / 共存 / 自由 / 無垢をテーマに

Chef at Restaurant Innocence(静岡県内にて開業準備中)

フランス・デンマーク・東京の現場で経験を積み、地元静岡へ

Le Pont de L'Ouysse(フランス・ミディ=ピレネー)
L'Auberge des Glazicks(フランス・ブルターニュ)
La Table de Joël Robuchon(東京)
AMASS(デンマーク・コペンハーゲン)
Simples、Caravin(静岡)を経て、現在は自身のテーマを軸にしたレストランの実現へ向けて準備中。

一皿の裏側の「食」バックグランドを
様々な造り手さん、生産者さんの想いや思考、自身のサステナブルな「食」の在り方、料理人の生き方を無垢に発信しています。

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