料理人が選ぶ、オススメのピンセット|所作とおいしさ

料理人の所作とおいしさ|手元のピンセット

料理の仕事でオープンキッチンからもよく見たりするピンセット。

今回の記事は、プロ目線のピンセットのセレクトから所作とおいしさの関係性を解説していきます。

目次

なぜ?ピンセットを選ぶのか?

美しい所作によって生まれるおいしさ

菜箸が日本料理の繊細さを支えてきたように、ピンセットは現代の厨房における「指先の延長」とも表現できます。

皿の上の世界は小さい。ハーブ一枚の角度、ソースの一滴の位置

それを決めるのに、五本の指は少し大きすぎるし、ピンセットはその小さな仕事に入り込む。

“細部に神は宿る”こんな言葉がしっくりくるのかなぁ…と感じます。

手ではなく、ピンセットを選択する理由

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僕自身がピンセットを選択する理由です

なぜ手ではなく、ピンセットなのか?
  • 細かい仕事がしやすい
  • 食材が体温に反応しない
    (葉物、ハーブなど、食材にストレスを極力与えない)
  • 潔癖症対策
  • 美しい所作を生み出しやすい
    • 例、サラダを手で和える、その後の手洗い時間の短縮などほんの少しの時間の短縮やお客さんへの見せ方

実際に使用しているピンセット

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僕自身も2つ使用し、今は画像上側のKFIの一択です。

理由は、扱いやすいバネ感と掴む精度が段違いにいい点。

KFI

  • 先端の造りに工夫があり、食材が少ない力でつまみやすい
  • サイズ感も凄く扱いやすい

KFIを使い続ける理由。

力みのない動作は所作を美しくし、美しい所作は素材を傷めない。

この連鎖が、皿の上の盛付けから素材を傷めないアプローチと結果にでると感じます。

ANEX

KFIと比較してANEXは安価で買いやすいピンセット。

使用感も標準で最初の一本としてはいいと思います。

ピンセット比較|KFI – ANEX

項目KFI(医療系)ANEX No.153(工具系)
全長〜180mm170mm
先端ギザ付き細薄・緩やかなアングル
グリップ幅広台形・細かいローレットシンプル直線型
バネ性強め柔らかい
把持力少ない力で確実に掴める取りこぼす可能性もある
価格¥3,000〜4,000前後¥1,000〜1,500前後
入手性Amazon 楽天 Amazon 楽天

先端に宿る、哲学

KFI(左側)とANEX(右側)。

2本のピンセットを並べると、先端の形状に特徴があり、KFIの先端にはギザがある。少ない力で素材を確実に保持するための設計で力まなくていい。

それだけで所作や精度と結果的に変わる。

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スピード感が求められる現場では盛付けは1発で決めたい、迷いない所作やその1つ1つを掴む精度とは、

結果的にお客さんへ直接、味わいとして伝わる。

所作とおいしさの関係性

印象が料理の味を変える

所作が、おいしさに直結する瞬間とは?

美しい所作は美学だけの話ではないこと。

  • 素材への触れ方、置き方、角度
    • 盛り付けによる視覚的なおいしさを生み出す。
  • 料理を創っている時のテンポのいい動き、躍動感が心をワクワクするような、期待感を生み出す。
    • 料理人の所作が丁寧であるほど、素材は本来の姿のまま食べる人にまで伝わる。

医療の精度=料理の細部に宿るクオリティ

良いピンセットやそのつまむ精度にこだわるり探し始めると、調理道具として売られているものよりも、医療・産業用として設計されたものの方が、すごく実用的なこと

医療用ピンセットは「手術」ことを前提に設計されている=スピード感が大切な仕事は料理も同じ視点だった、何気ないことが必然のような形になっている。

道具を選択=おいしさに繋がる選択

料理人がその道具を選ぶとき、設計の背景ごと手に取っている。

1つ1つの工程、盛付けの工程、その1つ1つを美しく積み上げることができたなら、立ち振る舞いや所作もおいしさのスパイスとなる。

まとめ

結論として、道具の選択=いい状態やおいしさに直接関係すること。

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僕もシェフにカッコいい仕事をしよう!と教えてもらったことや所作の大切さ、料理や空間、またその中の人物も全てアートの様な表現を持つと感じます。

ただ、料理を創るという視点から、自分自身もそれに直接関係するアートでもあり、表現の在り方と感じます。

最後まで、ご閲覧 Merci ございました。

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関連記事

s1nya.22

道具を選ぶことは、所作を選ぶこと=おいしさの追求。


所作がおいしさにつながる理由は「おいしさを解く」に

手入れに宿る心の在り方は「包丁を研ぐという行為」に綴っています。

原点回帰なテーマ

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この記事を書いた人

自然 / 調和 / 共存 / 自由 / 無垢をテーマに

Chef at Restaurant Innocence(静岡県内にて開業準備中)

フランス・デンマーク・東京の現場で経験を積み、地元静岡へ

Le Pont de L'Ouysse(フランス・ミディ=ピレネー)
L'Auberge des Glazicks(フランス・ブルターニュ)
La Table de Joël Robuchon(東京)
AMASS(デンマーク・コペンハーゲン)
Simples、Caravin(静岡)を経て、現在は自身のテーマを軸にしたレストランの実現へ向けて準備中。

一皿の裏側の「食」バックグランドを
様々な造り手さん、生産者さんの想いや思考、自身のサステナブルな「食」の在り方、料理人の生き方を無垢に発信しています。

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